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その８ −−− 5月視聴覚室での事を思い出して 美音「そう言えば、5月に視聴覚室で、私が中学の時に文句言ってきた男皆ボコボコにしてたって話してたけど、あれって、勿論冗談だよね？」
圭史「……。」
美音「な、なんで無言？」
横目でちろっと見る圭史。
美音「た、瀧野くん？」
圭史「まぁ、そういう事にしておくよ」
美音「？！ な、なんで？」
視線を逸らし遠くを眺める圭史。ひしっと腕を掴む美音
美音「瀧野くんってば」
圭史「……昔から有名人だって事、理解してる？」
美音「え……？ 私、別にそんな」
圭史「余計な事言ってきた奴、追い掛け回して蹴りいれてたろ？」
美音「いっ？！」
圭史「俺、目の前で見たもん」
美音「ぎゃー！」
そんな美音を楽しそうに横目で見て
圭史「あの時の下着は確か水色の……」
美音「きゃーーー！！」
圭史「じょーだん」
美音「た、瀧野くん？///」
圭史「……という事にしておく」
美音「ど、どっちよー？！」
笑うばかりで何も言わない圭史でした。
圭史「ご想像にお任せします」
はい、ご想像にお任せします（笑）
意識ない頃の、今更な話されると照れくさいよね（月の猫）