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その7 −−− §12 Episode12の後日談
その日帰宅して。
広司「あー、夕べはいい夢見れたなぁ〜」
ルンルンでリビングで寛いでいる弟。
いつの間にやらドア口に立って腕を組み眺めていた圭史。
圭史「ほ〜。いい夢ね〜」
広司「あれ?けい兄」
ぎろり、と鋭い目線を向ける圭史。
びくっとする広司。
圭史「お前、昨日から俺に何か忘れてないか?」
広司「え?なんかあったっけ?」
圭史「……電話」
その一言ではっとする広司。
広司「あー…、でも、ほら、どうせ学校行けば会うデショ?」
それにピクリと顔を引きつらせる圭史。
圭史「ほー。何か伝言頼まれてたらしいじゃないか」
広司「いや、だからさ……」
圭史「てぇんめ〜、いつもいつもだらしない事しやがって」
広司「だ、だからさ〜、けい兄〜」
にじり寄る圭史に後ずさる広司。
圭史「お前の所為で話がこじれるところだったんだよ!」
広司「そ、それは……」
そう言って、その場から逃げ出そうとする広司。
圭史「待て!このやろ!」
広司「あいだだだだ!許して〜」
圭史「許すか!お前が春日に気ぃあんのはとっくの昔に気付いてるんだよ!だからわざと教えなかったんだろーが!」
広司「ぎく!」
圭史「こんの……!」
広司「あだだだだ!痛い痛い!わー!」
 怒りを晴らす圭史でありました。

 

 
実は弟の策略?(笑)
身近なところに伏兵が(月の猫)