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その4 −−− §12 Episode6の後日談
圭史「……あ!」
谷折「なんだよ、突然」
圭史「ぅわ、今気づいた俺」
谷折「何が?」
圭史「…。聞いてくれる?」
谷折「おう。愚痴でも何でも聞くぞ」
圭史「俺、一度も好きって言われた事ない。言うばかりで」
谷折「…え」
そんな話?と言わんばかりの顔をする谷折。
谷折「…それって、のろけじゃない、の…?」
じろりと睨む圭史。
谷折「え、えーと、じゃあこういうのはどう?どれくらい好きか答えてって言って、次から次へと質問していくやつ」
ひたすらジーっと視線を向ける圭史。
谷折「最初は食べ物から始まって、ケーキは?とか。それから段々人の名前にして、慣れてきたところで自分の名前を言うんだよ」
圭史「……試してみよ」
横で一人胸を撫で下ろす谷折でありました。

 

 
実は谷折の提案だったんですよ(月の猫)
谷折曰く、苦し紛れの提案(笑)